八楽で働く仲間、ヤラク翻訳を使っていただいているお客様、パートナー企業の方々、など八楽およびヤラク翻訳をとりまく「人」にフォーカスを当てながら八楽を紐解くシリーズ『やらく人』。今回は、人事総務チームの社内広報・リンギスト、渡邉に話を聞きました。
八楽ではどんな仕事をしていますか?
「社内広報・リンギスト」としてお仕事をしています。具体的には社内のポータルサイトを構築したり、バックオフィス手続きに使うワークフローの言葉遣いを提案したり、インタビュー記事の作成や製品のUI翻訳もしています。人事総務チームに所属していますが、自分の気持ち的には独立遊軍のような感じで、色々なチームとお仕事をさせていただいてます。
リンギストという仕事はあまり耳にしませんが、どんな経緯があってその肩書きになったんですか?
実は、八楽にはパートタイムでお世話になっていて、去年正社員のお話をいただいたんですが、その時は「社内広報をやってみませんか?」というお誘いでした。その時点で八楽だったら居心地よく成長していけると確信していたので、ぜひお引き受けしたい機会だったのですが、「社内広報」だけだと何か違和感があったんです。
私は言葉に関わる部分で会社に貢献していきたいし、実際にパートタイムの時にもそれができる仕事をいただいていました。そこで「リンギスト」という肩書きを足していただけませんか?とお願いしたら、ありがたいことに認めてもらえました。
――そんな経緯があったんですね。具体的には社内広報・リンギストとしてどんな仕事がありますか?
「リンギスト」の定義は「言語に精通した人、一般的にはジャンルやスキルを問わない外国語のプロ」だそうです。個人的には、言葉をより的確に使うための気づきを作ることも大きなお仕事の一部だと思っています。
例えば以前、「言語の障壁を取り払いたい」というフレーズに対して「言語をまたいでコミュニケーションを取りたい」というような、ネガティブな要素を感じさせない言葉づかいにして、より八楽らしいワードへの提案をしたことがありました。
また、社内ポータルサイトに掲載するページタイトル「結婚したら行う手続き」の英訳が「Things To Do After Your Marriage」になっていて、結婚の後=離婚した後としても読める可能性があると思ったので「Things To Do After Getting Married」を提案しました。
字義通りの意味と、その言葉が今の時代に持つ文脈と、それを受け取る人たちを思い浮かべながら率先して言葉選びを考えることが、自分の役割であり、楽しんで力を発揮できる部分だと考えています。
(インタビュアー:リモートワークが主流の八楽では対面で社員同士が話す機会が少ないので、誰もが同じレベルで情報を理解できるように言語化して共有することが重要です。Rinaさんのリンギストとしての仕事は、会社での情報共有を円滑に進めるための要とも言えますね!)
自分ごととして会社のことを捉えるようになった
正社員になる上でギャップを感じることはありましたか?
ギャップというより、より会社に深く入った感覚があります。
パートタイムの時って、やっぱり結構壁があって。ミートアップ(3か月に一度の全社オンサイトイベント)にも参加しないですし。
ずっとフリーランスで翻訳の仕事をしているんですが、パートタイムの時はキャリアの真ん中に翻訳を据えつつ、八楽は色々な機会をいただける場所として、あともう一つの収入源として自分の時間を提供しているみたいな感覚でした。
短時間正社員として雇っていただいてからはもっと会社のことを知るようになって、会社のことを自分ごととして捉えるようになったと思います。

2025年10月ミートアップにて
八楽での目標は?
八楽の言語資産を構築したいです。
誰が書いても「八楽っぽいな」という文章にするためのデータやガイドとかを構築したいです。あとは「言葉の力って大きいんだな」っていう気付きを与えられるきっかけを増やしたいですね。
言語資産の構築って例えばどんなことをしてきたんですか?
例えばポータルサイトのページを書くための作成するためのスタイルガイドや、Slackで社内メンバー全員に告知する際のテキストガイドを整備しました。
整備したことで、情報を発信する側には「とにかく書こう」から「一度立ち止まってちゃんと伝わる書き方を考えよう」という姿勢が生まれたように感じます。
スタッフの皆さんは、よりシンプルで必要十分な情報を受け取れるようになり、バックオフィス関連の気が進まない申請などに取り組みやすくなったんじゃないかなと思っています。
八楽に入る前からやっていた翻訳者を目指したきっかけは?
小4の時に英会話教室に通っていたのが楽しくて、それがきっかけで留学に行ける大学を選んで、2年目にイギリスに留学しました。
戻ってきて3年目に受けた山田先生(立教大学教授 兼 八楽のエバンジェリスト)の翻訳学の授業がめっちゃ面白くて、そこから翻訳のゼミに入って、キャリアは翻訳や!と思いました。

こだわりの手作りキーボード
- 友だちと作った、翻訳の面白さを発信するサイト
Practical Translation Club…https://ptc-honyaku.com/
フリーランスと会社員とで比べて違うなと感じることは?
気持ち的には、八楽でもフリーランスみたいな感じで働かせてもらえている気がします。
自分の軸はリンギストや言葉に関わることなんですが、チームマネージャーもメンバーも深くその点を理解してくださっているので、自分が好きかつ得意なことを中心にやらせていただけています。そのおかげもあって最近は、どんなタスクでも楽しんで積極的に取り組むことができています。
楽しいことだけやりたいというのがモットーで、このモットーはキャリア初期こそただのイヤイヤ期のような感じだったんですけど、社長の坂西さんやこれまで所属した2チームのマネージャーさんたち、他にもインタビューさせていただいた皆さんとか、八楽の人たちと働く中で、コンフォートゾーンから出る楽しさも教えてもらえたから得られた恵みだと思っています!

人事総務チームマネージャー中山と。
八楽でどんな人と働きたいですか?
そうですね…チャレンジをチャレンジと思わない人とか、オープンなコミュニケーションがとれる人とかですかね。あと個人的にキーワードだと思っているのが自然体な人です。坂西さんも、気に入らないことは気に入らないってはっきりおっしゃいますし、他にも顔に出るタイプの人はきちんと顔に出すし、でもリスペクトは失わない、みたいな空気が心地良いです。そのおかげで私も自然体でいられます。
(インタビュアー:特に私たちはほとんどが画面を通してのお付き合いだから、やっぱりよりオープンで、自然体で、だけど自分中心じゃなく相手を巻き込んで、いい感覚が作れる人たちが増えればいいですね。)
――まったくその通りです!