第34回JTF翻訳祭2025|「機械翻訳の変遷とビジネス」について
生成AIを搭載した翻訳支援ツール(CATツール*)「ヤラク翻訳」を提供する八楽株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:坂西優、以下八楽)は、11月5日に開催される日本最大級の翻訳イベント「第34回JTF翻訳祭2025」(主催:一般社団法人日本翻訳連盟、実行委員長:石川弘美、以下翻訳祭2025)に先立って配信されるオンライン講演に、代表の坂西優が登壇することをお知らせいたします。
※CATツール=翻訳作業を効率化し、品質を向上させるためのソフトウェア。人間の翻訳者が作業する際に、機械翻訳(MT)や翻訳メモリ(TM)、用語集管理などを活用し、人とAIの協働によって効率的かつ高品質な翻訳を実現します。
日本最大規模の翻訳イベント「JTF翻訳祭」
JTF翻訳祭は、国連の諮問機関ユネスコが9⽉30⽇を「世界翻訳の⽇」と定めたことを祝う記念⾏事として1989年に始まりました。
翻訳者・通訳者、翻訳・通訳会社、クライアント企業、ツールベンダー、機械翻訳の研究者・技術者などが多く参加する国内最⼤規模の翻訳・通訳イベントで、最新の知見と実務的なノウハウを共有しています。
JTF翻訳祭2025概要
イベント名:第34回JTF翻訳祭2025
開催日時:2025年11月5日午前9時30分〜
開催場所:横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1丁目6番地)
公式サイト:https://www.34jtffestival2025.com/
オンライン配信視聴可能期間:2025年10月1日(水)~10月31日(金)

講演テーマ「機械翻訳の変遷とビジネス面でのチャンスとリスクについて」
講演では、ニューラル機械翻訳(NMT)と大規模言語モデル(LLM) の比較をはじめ、翻訳におけるAI活用の可能性と課題、さらに人とAIの協働によって切り開かれる未来について語ります。
あわせて、翻訳業界における最新のトレンドを整理し、NMTとLLMそれぞれの特性や違いを解説するだけでなく、そのうえで、生成AIがもたらす 機会(効率化・品質向上・新しい翻訳体験の創出) と、直面する 脅威(品質のばらつき・著作権や責任の所在・過度な依存リスク) を取り上げます。
最後に、人とAIが協働することで初めて実現できる持続可能な翻訳のあり方と、八楽が描く 今後の方向性 について語ります。
講演についての詳細はこちらから
https://www.34jtffestival2025.com/program-item/o13

オンライン配信で視聴
視聴可能期間:2025年10月1日〜10月31日
視聴形式:オンデマンド形式(有料)
視聴方法:下記ページからチケットを購入の上、ご視聴ください。
人+AIの進化型CATツールで実現する社会的インパクト
八楽は「人とAIの協働」によって翻訳の効率と品質を両立させることを目指しています。単なる自動翻訳ではなく、人の判断とAIのスピードを組み合わせた進化型CATツールを通じて、企業や自治体の多言語DXを推進しています。
しかし、私たちが提供する価値はDXの効率化にとどまりません。言語の壁を越えた グローバルコミュニケーションの促進 によって、多様な人々がつながり、理解し合える社会を実現することを目指しています。翻訳をAIが支援することで、人はより創造的で付加価値の高い活動に集中でき、その成果は企業活動を超えて 社会全体の共生と持続的な成長 に貢献していきます。
坂西優のコメント
翻訳業界における生成AIの活用は、大きな期待と同時に課題も抱えています。本講演では、NMTとLLMそれぞれの特性を整理し、人とAIが協働することでどのように新しい翻訳体験が生まれるのかをお伝えしたいと考えています。このような貴重な機会をいただき、日本最大規模の翻訳イベントで発表できることを大変光栄に思います。
坂西優プロフィール

八楽株式会社代表取締役。2009年に八楽株式会社を創業し、2014年に翻訳支援ツール(CATツール)である「ヤラク翻訳(旧ヤラクゼン)」をリリース。
日本発の進化型CATツール「ヤラク翻訳」を通じて企業や自治体の多言語DXを支援しながら、CATツールという概念の普及に努めている。著書に『自動翻訳大全 終わらない英語の仕事が5分で片づく超英語』(三才ブックス)があり、矢野経済研究所主催のオンラインセミナーをはじめとする業界イベントへの登壇実績を持つ。さらに、新聞・雑誌・オンラインメディアなどで多数取り上げられ、翻訳ビジネスの変革に挑む起業家として広く注目される。